日常記憶地図オンラインプロジェクト – わたしたちの「日常」の話をしましょう。-

今年の2月頃から私たちの日常は少しずつ変わってしまい、
それ以前の世界にはいつ戻れるのかわからなくなってしまいました。
日常記憶地図は、「よく行く場所」、「よく歩く道」を地図になぞりがきし、なぜよく行っていたかを言語化することで、その時の日常の記憶や風景を立ち上げることができるメソッドです。家族の病気で、日常が失われた時期にその価値が高まり、また家族の記憶を少しでも聞きたいと思ったことから生まれました。
今、ほとんどの人が「よく行く場所」に行けなくなっています。家の中で多くの時間を過ごし、移動せずにオンラインで人と会って話をするようになりました。地図をなぞることで、イメージの中でも歩く感覚を取り戻してもらえたらと思います。
私たちはどこに行っていたのか、そこで何をしていたのか、子ども時代から今年の1月まで、どの時期でもかまいません。「日常」について改めて話をしてみませんか。

誰かと

他の人と「日常」について聞いたり話したりする。
4/12(日)
4/26(日) 〆切りました
※ 3名集まれば開催できます。お1人でも希望があれば都度募集します。→リクエスト
※お子さんと一緒でも工夫することで参加してもらえそうです。(あかちゃん見ながら参加は大丈夫でした)

家族・パートナーと

長時間一緒に過ごしている2人も、今会えない2人も、お互いの風景の話を聞いてみる。
・ ワークショップに2人で参加する。 →リクエスト
日常記憶地図ノートでお互いの話を聞く

友人・近所の人と

今会えない仲間たちの、お互いの風景の話を聞いてみる。
・ ワークショップに2-4人で参加する。 →リクエスト
※日程調整します。幹事役をやってくださる方の参加費を検討します。

■ 日常記憶地図について

これまでのプロジェクトは、
大阪・上町台地編(オープン台地 vol.3 2013)、奈良・郡山城下町編(奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2013)、
東京・深川・清澄白河編(東京都現代美術館 MOTサテライト ひろがる地図 2019)など。
その他、
大阪・昭和町のローカルメディア「すいむすむ」の特集の監修
鳥取のwebメディア「トット」の講座など。
日常記憶地図ノートを使い、「家族の風景を共有する」「亡くなった人の風景を想像する」などの企画で、家族間での記憶や風景を掘り起こしたり想像する取り組みも行っています。
2021年春に美術館の展覧会に参加予定。

■ サトウアヤコ

言語化と間接的なコミュニケーションに関心があります。
mogu book(2010)、本棚旅行(2013)、一時間旅行(2014)、マイクロ・ストーリー(2016)など。
関連記事